令和4年3月8日に開催された鎌ケ谷市議会定例会では、様々な重要な議題が取り上げられた。
中でも津久井清氏議員が提起した新型コロナウイルス感染症対策と、市独自の子育て支援策に関する一般質問が注目された。
まず、ベルリン健康福祉部長は、鎌ケ谷市の新型コロナウイルス感染症対応について、特に支給対象から外れる子育て世帯への臨時特別給付金について説明した。政府の施策に追従しつつ、市独自のアプローチを重視し、例えば具体的には、政府からの給付金が受け取れない市民に対して、児童手当を基にした支援策を実施することが強調された。特に、世帯主に給付されるのではなく、具体的に子育て世帯に必要な支援を行う姿勢が評価される。
また、健康福祉部長は、子育て世帯への臨時特別給付金について「これまで、当市は支給範囲の拡大を進めてきたが、特に苦境にある家庭に対してよりきめ細やかな支援を行うべき」との見解を示した。特に、離婚によって給付金を得られない方々にも配慮し、市独自の策を講じていることが市民から感謝されているという。
一方、通行止めの判断基準や解除までの手続きについても取り上げられた。市民からは、冠水時における通行止めの開始時期と解除所要時間についての質問が上がり、市民の安全を最優先するために、既存の道路冠水防止策をより強化する必要性が強調された。
さらに、教育長は、水害時の児童の安全確保についても言及。台風や大雨に備え、事前に情報収集を行い、保護者への早急な情報伝達に努めていると述べた。今後も地域のニーズに基づいたきめ細やか対応を継続し、災害時には市民一人ひとりの安全が守られるよう、強化した施策を求められている。