令和4年9月21日に行われた鎌ケ谷市議会では、市政に関する一般質問が行われ、新鎌ケ谷西側地区の都市計画道路整備と買物弱者支援についての課題が浮き彫りとなった。
質問を行った伊福幸一議員は、特に新鎌ケ谷西側地区都市計画道路の整備状況について具体的な進捗を求めた。都市建設部の葛山順一部長は、この事業が新鎌ケ谷駅周辺の交通の円滑化を図るために重要であると述べた。また、用地取得が25%の進捗であり、今後も着実に進められる見込みだという。
一方、市道1512号線と市道3401号線では交通量の増加が問題視されている。伊福議員は、これらの道が抜け道として利用され、周辺住民に振動や騒音の影響を及ぼしていると指摘した。葛山部長は、この問題を認識しており、道路改良の優先順位を道路の劣化状況に基づいて決定していると説明した。
さらに、買物弱者の現状について、健康福祉部の星野里香参事は、高齢化や独り暮らしの増加に伴う買物弱者の数が増えていると述べた。市では、地域の協力を得て様々な支援策を実施しており、移動販売や福祉サービスの推進を進めている。伊福議員は移動販売事業の導入について再度質問し、その導入が地域のニーズに合致するかどうかの検討を続けることが重要であると強調した。
また、国が推進するグリーンスローモビリティーについて市民生活部の青木真也部長は、この取り組みが市にとって有効である可能性があると述べた。関連する徒歩での買物支援や地域の活性化施策が引き続き議論される中、市は情報収集を続けていく方針だ。議会全体を通して、地域の活動や生活の質の向上に向けた計画が焦点となり、今後の取組が期待される。