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電話de詐欺被害続出、地域活性化に向けた民間連携策も進行中

鎌ケ谷市議会での一般質問で、電話での詐欺被害が増加している状況を受け、対策や民間との連携による地域活性化策が進められていることが報告された。
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令和4年3月7日、鎌ケ谷市議会定例会が開催され、様々な市政に関する一般質問が行われた。特に電話de詐欺対策と、民間との連携による地域活性化策についての議論が目立った。

まず、電話de詐欺対策について、近年の被害状況が報告された。令和3年の千葉県の詐欺被害件数は1,103件、被害総額は約26億円に達し、市内でも42件、約1億3,564万円の被害が報告された。高額被害に遭った事例もあり、特に80代の男性が4,400万円を騙し取られ、87歳の女性も1,000万円の被害を受けた。

市では、振り込め詐欺防止装置の貸出や購入補助について調査を行ってきたが、現在近隣市が実施する中で有効な対策が模索されている。たとえば、船橋市では警告アナウンスが流れる機器を6か月間貸し出す事業が行われており、市原市では特定番号の着信を判別する機器を採用している。新たに注目されるのは、AIを活用したサービスである。これは、通話内容を録音し、AIが分析して特殊詐欺の可能性を判断し、契約者に注意喚起を行うもので、今後の導入が期待されている。

次に、民間等を活用した地域活性化について、昨年締結された千葉商科大学との協定を基に、地域文化や産業振興を図る取り組みが進められている。具体的には、地域紹介冊子の作成やプロジェクションマッピングなどのイベントを予定している。また、株式会社ジェイコムとの連携により、本市の情報を定期的に発信し、市民の認知度向上を図ろうとしている。

新鎌ケ谷地区に建設される日本最高層の木造建築物は、地域の活性化に寄与することが期待される。市役所至近のこの建物には、地元住民の関心を引く要素が多く含まれており、工事や内覧会を通じて地域の活性化に貢献することが計画されている。市ではこの建物を通じて、地域外からの来訪者にも鎌ケ谷市の魅力を伝え、それを機に新たな交流を生み出すことを目指している。

市民にとって安心して暮らせる環境作りと、地域の活力を生み出す取り組みが強調され、引き続き効果的な施策が求められる。市は今後も民間との連携を進め、地域活性化を図る姿勢を示した。右肩上がりの経済成長とともに、生活の質の向上が期待される。

議会開催日
議会名令和4年鎌ケ谷市議会定例会(3月会議)
議事録
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本文の評価main_contentsは会議録の内容を正確に反映しており、市政に関する一般質問が詳細に述べられているため。

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