令和元年鎌ケ谷市議会定例会は、市政に関する一般質問が行われました。議員たちは超高齢社会や教師の働き方、自転車事故の課題に焦点を当て、執行部に見解を求めました。
まず、超高齢社会に関するテーマで、矢崎悟議員が移動支援サービスの現状を問いました。日本の65歳以上の人口割合は28.4%で、今後も増加が予想されています。健康寿命延伸のためには、介護予防への取り組みが重要とされました。矢崎議員は、現状の取り組みとともに、利用状況を尋ねました。西山珠樹健康福祉部次長は、外出支援サービスや介助移送サービスなど、地域の現状に即した移動支援の取り組みを紹介しました。
次に、旧第二学校給食センター跡地の活用に関しても、矢崎議員が関連する質問をしました。葛山順一総務企画部次長は、地域排水整備工事の成果や、当該跡地の再検討における民間活用の方向性について説明しました。しかし、具体的な活用策には未定の部分も残るようです。
教育分野では、働き方改革がテーマとなりました。津久井清氏議員は、教員の多忙問題を指摘し、鎌ケ谷市独自の改革プランに対する取り組みを求めました。具体的には、勤務時間の管理や家庭訪問業務の軽減を目指す改革の進捗状況、また生徒会役員選挙を通じた主権者教育についても問われました。
自転車事故についても議論が交わされました。特に、徒歩と自転車の交通環境の改善が求められています。鎌ケ谷市内での自転車利用が多いにもかかわらず、事故率は依然として高く、対策の強化が急務とされます。交通規則の徹底や自転車道の整備が、事故防止に寄与するとの見解が示されました。
また、投票率向上に関する施策として、選挙管理委員会事務局長は、期日前投票所の設置や啓発活動の充実について言及しました。投票証明書の活用など、地域の活性化につながる取り組みが求められています。
最後に、広報の取り組みについても明らかに。市のホームページリニューアル後のアクセス状況やその効果的な活用について議員らは意見を交わし、柔軟な発想による情報発信の重要性を確認しました。今後も市の情報をさらに活かし、地域の魅力を高める施策が期待されます。