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健康寿命延伸に向けた市の取り組みとごみ減量化施策

鎌ケ谷市の定例会では、健康寿命延伸に向けた取り組みやごみ減量化対策について議論が行われ、市民生活に向けた施策が紹介された。
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令和5年6月28日の鎌ケ谷市議会定例会では、山中優宏議員が健康寿命延伸に向けた取り組みについて一般質問を行った。

山中議員は、コロナ禍における行動制限が健康寿命に与えた影響について言及し、2020年以降の調査結果に基づき、運動不足や社会参加の減少が認知症やフレイルに悪影響を与えていると指摘した。また、令和4年度の介護予防・日常生活圏域ニーズ調査結果によれば、運動頻度が減少している市民が多いことがわかった。

健康福祉部長の小笠原直樹氏は、コロナ禍による行動制限の長期化が高齢者に運動不足を引き起こし、フレイルのリスクを増加させるという懸念を示した。その上で、市では特に高齢者の運動頻度を継続的に調査し、地域での健康づくりの支援に努めていると強調した。

さらに、山中議員は健康寿命延伸が将来的な財政に与える影響についても言及。健康寿命が延びれば医療費や介護費が削減される可能性がある一方で、コロナ禍の影響がどの程度将来的なコストに影響するかの分析が必要であると求めた。

次に、鈴木哲也議員は市内のごみ減量化に向けた取り組みを質問し、特に使用済み食用油のリサイクルについての重要性を訴えた。市民生活部参事の中川聡氏は、市で取り組むごみ分別の重要性を説明し、過去5年間のごみの排出状況やリサイクル率の推移を示した。ごみの減量化について、住民の理解と協力が重要であり、今後も啓発活動を継続する旨を述べた。

さらに、伊藤仁議員が北千葉道路の計画進捗状況について質問。都市建設部長の葛山順一氏は、鎌ケ谷区間の事業化にはまだ至っていないことを明らかにし、国や県に早期事業化を要望していると語った。

佐藤剛議員は、豪雨による市内の浸水被害について質問し、特に市道37号線のアンダーパスでの冠水状況を中心に意見を述べた。市民生活部次長の矢島忠行氏は、交通に与える影響や通行止めの対応について説明し、冠水予防策の導入を検討する姿勢を示した。

本会議では、これらの質問に対して答弁が行われ、市民の健康や生活環境を保護するための施策が進められていくことが期待される。議員からの提案や視点は、今後の施策に反映される可能性が高い。

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議会名令和5年鎌ケ谷市議会定例会
議事録
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