令和3年6月の鎌ケ谷市議会定例会が行われ、市民の安全と健康を守るための新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況や今後の計画が議題に上がった。
まず、市のワクチン接種状況について、健康福祉部次長の菅井智美氏が報告を行った。現在、65歳以上の高齢者への接種券は既に発送され、予約率は57%を超えているとされる。高齢者向けの接種は順調に進んでいるが、定員オーバーや予約の混乱が指摘されている。特に、ナビダイヤルの採用が市民からの批判を受けており、今後はフリーダイヤルの導入が検討されていることも報じられた。
次に、北千葉道路の事業についても進捗が説明された。都市建設部長の貞方敦雄氏によると、北千葉道路の一部区間が事業化されており、今後の整備に期待が集まる。同道路は渋滞緩和を目的としており、地元住民からも支持を受けているが、自動車専用道路と市道との交差部での通行問題などが課題として挙げられた。
さらに、議会では生涯スポーツ都市宣言のもと、陸上競技場の改修状況とその影響についても言及された。生涯学習部次長の小松崎佳之氏によれば、観客席の改修や競技場の利用が活発化し、市の代表的なスポーツ拠点として機能しているとのことだ。