令和5年6月23日の鎌ケ谷市議会定例会において、さまざまな市政に関する一般質問が行われ、地域活性化や災害対策の重要な取組について議論が交わされた。特に大野幸一議員は、市内の開発状況や市長が進めるまちづくりの方向性について詳細に質問し、地域活性化の具体策として、駅周辺のインフラ整備や住民ニーズの反映を求めた。そして、自転車を利用しやすい環境作りや、交通事故防止のための施策強化も提言された。
さらに、小易和彦議員は、最近の台風第2号による大雨と、その影響を受けた市内の浸水被害を受けて、災害応急対策計画の実施状況について質問した。市民生活部長の青木真也氏は、近年の自然災害による影響を挙げ、河川整備や雨水貯留池の設置の進捗状況を報告した。特に、二和川や大津川の整備状況が重要視されている。
また、市役所では今年度から予算を組み、避難所への太陽光発電設備の導入や、避難所の空調整備に着手しているという。市民からの要望内容は多岐にわたり、具体的な行動に反映される必要性が浮き彫りとなった。また、津久井清氏議員が指摘したように、平和教育活動や被爆体験者との交流のプログラムも重要な取組として続けられており、戦争体験が薄れつつある中、市が主催するこのような活動によって次世代への意識が根付いていることが確認された。
議会では、市民の安全と平和の重要性が再確認され、今後の市の施策として安定したまちづくりが求められることとなった。特に防災対策が今後の重要課題と認識されており、引き続き市全体での取り組みが強調された。