令和4年12月2日に開催された鎌ケ谷市議会定例会において、市政に関する一般質問が行われ、新鎌ケ谷駅周辺の帰宅困難者対策や公共施設への太陽光発電システムの導入について議論が交わされた。特に、帰宅困難者対策に関して、宗川洋一議員は大規模震災時の帰宅困難者を見据えた計画を市に求めた。
市民生活部長の青木真也氏は、新鎌ケ谷駅のスカイライナーが停車することによる乗降客数の増加に触れ、付随する利便性向上についての展望を語った。また、新鎌ケ谷駅周辺での発展や土地利用がどのように影響するかにも触れ、「安全対策協議会」や地域の協力体制の構築が重要であるとの意見を述べた。さらに、公共施設への太陽光発電システムの早急な導入について提言があり、既存施設への設置が重要であるとの認識が示された。
次に、松澤武人議員が幼児教育施策について質疑を行った。公明党は、無償化による幼児教育施策が必要であると訴え、この分野の補助金拡充を求めた。伊福幸一議員も、がん対策および子どもたちの安全問題について質問し、特に送迎バスの安全対策に注意を促した。これに対し、市民生活部長は送迎状況の管理を丁寧に行っていると述べ、国のしていますいる安全対策の見直しを進めていくことを約束した。
最後に、津久井清氏議員が地域住民の意識調査結果を示し、満足度向上のために地域と協力した道路改善の必要性を強調した。市は市民からの意見をパトロール活動に反映し、交通事故を減少させる努力を継続するとし、今後の方針として市民との協働による効果的な取り組みを表明した。