令和2年9月23日、鎌ケ谷市議会の定例会で、清水市長が北千葉道路や市内の農業施策についての見解を示した。
市長は、北千葉道路は高架構造を基本に設計されている旨を説明した。また、道路開通による交通の円滑化や地域活性化が期待され、周辺の活性化の重要性を強調した。これに関連して、画期的な新鎌ケ谷から北初富間の緑道と街路樹の整備も推進されており、地域に根差した緑豊かな環境作りに取り組む姿勢を示した。
一方で、農業の持続可能性についても言及。近年、耕作放棄地が増加し、その解消策として農地利用集積制度を活用することが求められるとした。また、新規就農者の育成や援農ボランティアの重要性にも触れ、地域全体で農業を支える体制の確立が不可欠であると述べた。
特に援農ボランティアについては、地域住民との交流を重視し、農業を通じたコミュニティ形成を目指すと明言。さらに、最近始まった農福連携の取組も紹介し、障がい者の雇用創出や荒廃農地への対応を両立させた新たな試みに期待を寄せる。
最後に、衆議院選出馬の報道に関して、公共の場では私事に関するコメントは控えるとし、市政の責務に全力を尽くす意向を示した。市民からの信頼を受け止め、今後も公共事業や地域の活性化に尽力すると述べ、会議を締めくくった。今後も市政運営の透明性を重要視し、市民とのコミュニケーションを大切にしていく方針を伝えた。