令和元年12月11日、鎌ケ谷市議会の定例会において、市政功労表彰制度や幼児教育・保育の無償化に関する議題が取り上げられた。
一般質問では、表彰制度の重要性とその活用について、市民との協働や地域活性化に寄与する可能性が指摘された。特に、12年間通学路の見守りを行ったボランティアについて、表彰対象から漏れた事例も紹介され、表彰基準の見直しの必要性が強調された。これに対して、総務企画部の次長は、今後の市の施策において、このような貢献がしっかり認識されるよう努めると述べた。
また、幼児教育・保育の無償化については、申込者の増加が期待される一方で、新たな事務処理や課題も浮上していることが報告された。待機児童ゼロを目指し、細やかな情報提供と保育の受入体制を強化することが求められた。特に、無償化に伴う家庭の負担軽減は、保育利用者の増加に繋がるとの見解が示された。
一方、買い物弱者問題についての質問もあり、特に地域格差の存在が指摘された。無料の移送サービスや地域の商店への補助金などの施策が紹介され、今後より効果的な買い物支援策が求められた。
最後に、大津川流域での浸水対策が重要視され、過去の台風による浸水被害の実態や、今後の貯留池整備に向けた具体的な計画が報告された。特に、地域住民の安心を実現するための取り組みが引き続き必要とされることが、市議会内で強調された。