令和3年6月18日、鎌ケ谷市議会が開会し、様々な議題に基づく質問が行われた。
特に新型コロナウイルスワクチン接種に関して、芝田裕美議員が取り上げた。議員は、高齢者を中心としたワクチン接種の進捗状況について質問した。新型コロナウイルス感染症は第4波を迎え、国内の感染者数は急増中だ。64歳以下への接種も考慮されつつある中、ワクチンの供給と効果的な接種方法について、課題が浮き彫りになってきている。
健康福祉部長の菅井智美氏は、ワクチン接種の状況を説明し、65歳以上の高齢者へのワクチン接種は進んでいるものの、予約制度の不具合や電話が繋がりにくい問題に対して苦情が多く寄せられたと述べた。現在までに寄せられた意見は約1万3,000件にのぼり、特に高齢者がオンラインでの予約取得に難しさを感じていたという。
また、女性への支援の観点から、富田信恵議員は、女性が抱える生活困窮についても質問した。コロナ禍での支援は市独自の取り組みが進められており、生活困窮に直面する家庭へ、現金給付や生理用品の無償提供が実施されている。ただ、実際の支援がどれだけ行き届いているのか、さらなる施策の必要性が示されている。
最後に、今後の施策として、行政は市民からのフィードバックを基にした改善を続ける方針を示した。新型コロナウイルス環境下で直面する課題に対し、持続的な取り組みが求められている。特に、高齢者や女性に対するセーフティネットの強化を図る必要がある。市民一人一人が安全な環境で生活できるよう、今後の支援策の展開が期待される。