令和5年の鎌ケ谷市議会定例会が6月30日に開催され、重要な議題が審議された。 その中で目立ったのは、一般会計補正予算に関連する議案であり、特に新型コロナウイルス感染症への対応として、生活支援の取り組みが強調された。
議案第1号では、特殊勤務手当の改正が可決されており、保健師や救急救命士が対象となる特殊勤務手当が支給されることが明示された。
また、議案第2号、火災予防条例の改正についても、急速充電設備に関する新たな防火安全対策が議論され、国からの確認を受けて安全性が担保されることが確認された。
議案第3号の一般会計補正予算では、歳入歳出それぞれ7億8,506万5,000円を追加し、予算総額を395億2,250万9,000円とする内容が可決された。 特に、電気・ガス・食料品の価格高騰に対応する支援が盛り込まれ、市独自の給付金も計画されている。
この支援により、地域の低所得世帯や子育て世帯に大きな影響を与えることが期待されている。
さらに、議案第5号では、東部小学校の校舎外壁、屋上の防水改修工事に関する契約変更が報告され、内部のアスベスト処理についても適切な安全策が講じられることが確認された。
同意案も多数上程され、多くの農業委員会委員の任命が承認された。 各種委員会の委員長からの報告が続き、議案は一括して採決され、すべてが原案通り可決された。
この定例会では、政府による新型コロナウイルスへの対応策とともに、地域経済や市民生活の安定が重視された。 各議員は議場での質疑を通して市民の関心に応じた審議を行い、充実した内容の会議となった。