令和2年6月の鎌ケ谷市議会定例会が開催され、多くの議員が市政に関する一般質問を行った。
その中で、特に注目を集めたのは、新型コロナウイルス感染症対策と私道に関する問題である。
德野涼議員は、子供の遊び場の確保に関する質問を提起した。彼は、コロナウイルスの影響で公園で遊ぶ子供が増えているにも関わらず、ボール遊びができない現状を指摘した。近隣住民の理解を得ながら、積極的なルール作りが求められると強調した。
さらに、議員は公園の美化についても言及した。市制記念公園や貝柄山公園の清掃活動が行われているものの、さらなる美化が必要であると提案した。特に、貝柄山公園の池の水質問題が市民からの指摘を受けている中、適切な維持管理が求められている。
また、令和2年度の予算執行状況についても言及があった。後期基本計画に基づく施策の達成状況が報告され、一定の成果が上がっているものの、改善すべき点も残されているとされた。
私道の問題についても言及される中、針貝和幸議員は、寄付されるべき私道が市道にならず、所有者不明の土地の問題が悪化しつつある現状を指摘した。私道の測量費等助成金制度が創設されたことに対し、地域の問題解決の切り札となることを期待する声が多かった。
新型コロナウイルスへの対応としては、市の緊急対応計画が策定され、部署間での連携強化が進められている。一方で、公共施設の利用についても制約があり、今後の方針に対する市民の理解と協力が求められている。
最後に、今後の政策として、新型コロナウイルスワクチン接種と双方の予防対策が進められ、地域の安全確保に努める姿勢が示された。議員たちは、それぞれの問題に対し、提案や要望を行い、活発な議論を展開した。