令和5年12月6日、我孫子市議会は第4回定例会を開会した。
議事の進行としての初めに、臨時議長に佐々木豊治氏が就任し、その後の議題が進行された。議長選挙では、早川真議員が立候補し、「少子高齢化に伴って、地方自治体の役割が重要である」と述べた。彼は議会改革の必要性を強調し、議員の団結を促して支持を得た。その結果、早川氏は23票を得て当選し、議長に就任した。
また、副議長選挙では高木宏樹議員が18票を集め、選出された。新たに選出された役員は、「オープンで協力的な議会作りに努める」との意気込みを表明した他、各常任委員会委員および議会運営委員会委員の選任も行われた。
今定例会では、市政に関する一般報告も行われた。星野順一郎市長は、「市内での消防職員による万引き事件、また3歳男児の死亡事件について深い憂慮を感じている」と言及した。この発言は、市への信頼に影響を与えかねない問題を認識していることを示している。
さらに、物価高騰への対応も報告された。市は住民税非課税世帯に33万円の給付金を提供する計画を発表した。市長は「新たな給付は、家計への負担軽減を目指したもの」と強調し、迅速な支援を進める意向を示した。
加えて、我孫子市の水害対策として、布佐排水区の整備工事が進捗中であることも共有された。市では市民の安全を最優先にし、今後も水害対策事業を着実に進める方針とした。
最終的に、我孫子市では新たな時代への進化と改革を続けながら、より良い市政の実現に向けて邁進することが期待される。議会の日程は12月22日までとなっている。市民からの意見を踏まえ、活発な議論が行われることが期待されている。