令和5年9月28日、我孫子市議会の定例会が開かれた。議案は多岐にわたり、市政における課題への対応が議論された。
市長の星野順一郎氏が新型コロナウイルス感染症への対策を報告した。オミクロン株に対するワクチン接種は9月下旬から開始予定で、接種券の送付も進めると述べた。これにより、特に高齢者や基礎疾患を抱える市民への接種を強化する方針である。
また、災害対策の重要性が強調された。星野市長は九都県市合同防災訓練の実施を予告し、多様な訓練内容を説明した。特に、電気・ガス・水道などのライフライン復旧訓練や上空からの情報収集訓練が行われる。市民が実際に体験できる防災フェスタも計画されており、防災意識の向上を目指す。
親と子の健康づくりを推進する施策も提案された。出産・すくすく子育て応援金は多くの申請を受けており、市内4か所の支援センターでの面談を通じて、必要な支援が行われる。また、学校教育環境の充実についても触れられ、7校での水泳指導の民間活用が進められていることが報告された。
手賀沼花火大会やジャパンバードフェスティバルに関する情報もあった。花火大会は4年ぶりに開催され、多くの来場者を集めて成功裏に終わった。また、ジャパンバードフェスティバルは4年ぶりに手賀沼親水広場で開催され、自然環境に対する市民の認識を高めるイベントが盛況であることも報告された。
その他、企業誘致や都市計画、電子行政の推進など、幅広い議題が議論された。これにより、我孫子市の行政は今後も発展していく方針であることが強調された。
会議は次回に向けての重責を感じさせつつ、今後の市政にも期待が寄せられた。