令和3年12月6日、我孫子市議会は定例会を開き、議長辞職の許可を議題とした。すでに西垣一郎氏からの辞職願が提出され、異議なしの声により辞職が許可された。
会議後、議長選挙が行われ、甲斐俊光議員が新議長に選出された。甲斐議員は透明性のある議会運営の確立と市民ニーズへの対応を掲げ、当選後に「市民の声に耳を傾け、市民とともに進む議会を目指す」と述べたとのこと。
その後、各常任委員会及び議会運営委員会の委員選任が行われ、各議員が適切に選出された。議長に選出された甲斐議員が本会議で報告し、その後に市政に対する一般質問が実施された。
特に注目されたのは、戸田智恵子議員の一般質問で、流産や死産のケアについての支援策が市でどのように進められているかを問うた。また、今後の具体的な支援策の体制整備についても関心が集まった。これに対し、三澤直洋健康福祉部長は、流産や死産を経験した市民への健康診査や具体的な支援を行なう方針を示し、今後さらに周知を行うと強調した。
また、スポーツ振興についても議論が交わされたが、西川佳克議員からは、地域でのスポーツ指導者の養成と支援策について質問が寄せられ、市の政策などを含めた具体的な施策に期待が寄せられている。特にスポーツ団体や住民の参加を促すため、体験型のイベントや教育プログラムの展開が求められており、関係者の協力を得て進められる見込みである。
以上の内容は、議会内での円滑な運営と、市民の声を反映した政策実施につながる重要な成果であり、我孫子市議会は今後も市民との対話を大切にし、透明性のある運営を行う姿勢を改めて表明した。