令和2年7月2日、我孫子市議会臨時会が開会され、重要な議案について審議された。特に、新型コロナウイルス感染症対策を含む一般会計補正予算が注目を集めた。
会期は本日1日と決定され、議案第1号は新廃棄物処理施設建設に伴う土壌汚染対策工事の請負契約に関するものである。また、議案第2号は令和2年度我孫子市一般会計補正予算(第4号)を定めるもので、今回の補正は約2億3,600万円を追加し、予算総額554億4,800万円に達する。
市長の星野順一郎氏は、この補正予算の主な項目として、新型コロナウイルスに関連する感染拡大防止と市民支援を挙げた。予算の具体的な用途として、新生児およびひとり親世帯への特別給付金、さらに医療機関や介護保険施設の感染予防対策の支援が含まれている。
委員会での審議を経て、議案第1号と議案第2号についての質疑はないものとされ、各議案は全議員の賛成をもって可決された。特に、予算審査特別委員会は注意深く審査を行い、議案を原案通り可決するとの報告を高木宏樹環境都市常任委員長と日暮俊一予算審査特別委員長から行い、議会内での円滑な意思決定が強調された。
我孫子市はこの補正予算を通じて、市民の生活安定のための施策をさらに進める意志を明らかにしている。特に医療機関や福祉施設の支援に積極的に取り組む姿勢が評価され、議員たちも市政の重要事項として位置づけている。これにより、臨時会は円滑に進行し、無事に閉会された。