我孫子市議会は、令和2年5月15日に臨時会を開催し、緊急の議案を審議した。
この日の議題には、一般会計補正予算が含まれ、新型コロナウイルス対策のための事業継続支援金が盛り込まれた。市長の星野順一郎氏は、補正予算の規模について「歳入歳出それぞれ2億円を追加し、予算総額を549億6200万円とする。」と説明した。
補正予算は、特に市内の事業者を支援するためのもので、財政調整基金からの繰入金が増額される。加えて、報告第1号から第10号にかけての条例改正も提案されている。これには、地方税法や介護保険法の改正が含まれ、新型コロナウイルス感染症の影響に対応するための措置が講じられることになった。
議案第1号の審査は環境都市常任委員会に付託され、全員が原案に賛成し可決された。さらに、本日は発議案も取り上げられ、我孫子市議会議員の報酬に関する条例改正が提案された。発議提案者の甲斐俊光議員は、新型コロナウイルスの影響を受けた市民生活を支えるため、議員の報酬及び期末手当を減額する必要があると述べた。
具体的には、期末手当の支給割合を205分の180に引き下げることで、約12%、およそ320万4000円の削減が見込まれる。この取り組みは市民への支援へとつながる。
議会では、全議員からの賛成が得られ、発議案も可決された。臨時会を経て、我孫子市は新型コロナウイルス対策に向けて、迅速な対応を進めていることが示された。議会は午後2時43分に閉会した。