我孫子市議会の令和4年第1回定例会が、3月18日に開かれ、複数の議案が可決された。議案第17号では、2022年度一般会計予算が476億5,000万円と決定し、前年度比2.7%の増加となった。特に道路改良事業の増が影響したと見られる。
議案第12号と第23号の補正予算も原案通り可決されている。第12号では、2021年度一般会計補正予算に8億2,600万円を追加し、総額を535億2,000万円とした。歳入の増加要因は、個人市民税および新型コロナウイルス対策地方税減収補填特別交付金である。
会議では木村得道総務企画常任委員長から、職員給与に関する条例の改正を含む6件が報告され、全て原案通りに可決された。
また、茅野理教育福祉常任委員長からは、教育関連の8件が報告され、こちらも異議なく可決となった。今回の予算院において重要な事項として、生活保護扶助費などの減少や公共施設の老朽化対策が挙げられた。
加えて、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会による陳情では、子供のマスク着用緩和に関するものが不採択となった。議長の甲斐俊光氏は、議会での活発な意見交換を称賛し、今後の施策に期待を寄せた。