令和3年6月、我孫子市議会第2回定例会が開会した。
議事では、会期が本日から6月25日までの19日間に決定された。
議長の西垣一郎氏は、会期の承認や新任職員の紹介を行い、その後、市長の星野順一郎氏が市政に関する一般報告を行った。
報告の中で、市は新型コロナウイルス感染症対策に全力を挙げていることを強調した。特にワクチン接種の取り組みについて述べ、進捗状況を詳述した。市では、4月19日から高齢者向けのワクチン接種を開始し、速やかな接種が行えるよう、医療機関との連携を密にしている。
星野市長は、「早期に接種できる医療機関を増やし、必要に応じて集団接種も実施する」と述べ、地域の医療機関と協力しながら体制の整備を進めているという。
また、子育て支援にも力を入れ、国の経済対策に基づいた子育て世帯生活支援特別給付金を実施するとともに、利用者に対する理解と協力を促進していると報告した。特に、一人親世帯向けの給付金支給に関して、申請不要であるケースについても言及された。
オリンピック・パラリンピックに関しては、千葉県での聖火リレーが中止されたことを受け、我孫子市を通過する予定だった聖火リレーも行われないことが報告されたことから、市民には残念な思いが広がることが懸念されている。
公共施設の長寿命化に関しても、市長は計画の進行を確認し、維持管理の重要性を強調した。具体的には、アビスタなどの空調設備工事や、図書館および公民館の改修計画が挙げられた。
最後に、西垣議長は、各議案および報告に対する理解と協力を求め、会議を締めくくった。議員の協力を得ながら市政の円滑な運営を図っていく意向が述べられた。今後の議会でも、行政の活動が活発に行われることが期待される。