我孫子市議会の令和3年第1回臨時会が10月26日午後1時に開会された。
この会議では、急を要する案件が議題に上がり、特に議案第1号と議案第2号に注目が集まった。議長の西垣一郎氏は、会期が1日であることを確認した後、議案の提案理由の説明を市長の星野順一郎氏に求めた。
星野市長は、議案第1号について説明を行い、千葉地方裁判所松戸支部から提示された和解案に基づく損害賠償請求事件の詳細を明示した。また、議案第2号については令和3年度我孫子市一般会計補正予算の決定を求め、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種や事業者への支援金を含む補正が行われることを伝えた。
議案第2号は、歳入歳出それぞれに5億4,100万円の追加を含むもので、総額は491億6,300万円となる。これに対し、議員からの質疑はなく、澤田敦士教育福祉常任委員長は両議案が原案どおり可決すべきであるとの報告を行った。
その後、議案に対する討論及び質疑もなく、採決が行われた。両議案は賛成全員のもと可決され、議長は会期の議事が終了したと宣言した。今回の臨時会では、迅速な対策が求められる議案が審議され、特に新型コロナウイルス対策における市の姿勢が明確に示されたとの評価が集まっている。
最後に、議長は本会議を閉会し、午後2時44分に散会した。今後の我孫子市の取り組みに注目が集まる。