令和6年3月1日に開催された我孫子市議会の定例会では、多くの議員が市政についての一般質問を行った。この会議では、少子化対策や子育て支援、移動期日前投票所の設置、視覚障害者への同行援護サービスなど、さまざまな重要な課題が取り上げられた。
特に、婚活イベントについては、我孫子市と社会福祉協議会が連携し実施していることが紹介された。現在までの成功組数は48組にのぼり、そのうち22組は市内で結婚生活をスタートしている。今後は、参加者への魅力的な情報発信や新たな婚活イベントの企画を継続する方針が示された。
また、子育て支援としての伴走型支援においては、赤ちゃんのいる家庭への訪問支援が行われており、市は保健師や助産師が出産後に個別訪問を通じてサポートを提供していることが報告された。今後の取り組みとして、一時預かり事業の拡充や、経済的な支援制度の強化を考慮している。
次に、視覚障害者の同行援護についても質問があり、同行援護を行える施設が市内では限られている現状が指摘された。市は今後、十分なサポートを受けられるよう、特に具合の悪い方のニーズに応じた専門的なヘルパーの数を把握し、必要に応じて増員していく方針を明言した。
さらに、公園の遊具設置については、老朽化した施設の管理が課題であり、利用されていない公園の合理的な再編成の方針が求められた。市は地域住民の意見を取り入れた公園づくりの重要性を強調し、引き続き地域のニーズに応じた安全管理を進めることを約束した。
選挙に関する議論では、投票率向上のためのインターネット投票の可能性について意見が交わされた。月々の広報活動の強化は行われており、次回の選挙に向けた準備が進められる。
議会では市民の声が反映される政策の推進が強調され、市民の生活に密着した、多角的な視点からの取り組みを実現するための議論が続けられた。特に地域の結びつきを強化し、包括的な支援体制の構築が求められている。