令和4年6月24日、我孫子市議会は定例会を開催した。
主要な議題は議案第1号から第7号及び請願の総括審議であった。合計で数件の議案が可決され、特に、我孫子市一般会計補正予算は重要視され、多くの関心が寄せられた。
まず、総務企画常任委員会の木村得道委員長は、議案第1号の市税条例改正に関する審査結果を報告し、原案通りの可決を提案した。これは市の財政運営に影響を及ぼすものであるか、議員たちによる慎重な議論が求められた。
次に、茅野理教育福祉常任委員長が発表した議案第2号の保育園設置条例改正も全員異議なしで可決された。この項目は、保育サービスの質向上を目指しており、教育福祉の観点からも意義があるとされる。
続いて、環境都市常任委員長の澤田敦士氏は、市道の認定および廃止に関する議案4号と5号について報告した。こちらも原案通り可決され、地域の交通整備が進められる見込みとなった。
議案から一歩踏み込んだ請願第15号について、岩井康議員は「適格請求書等保存方式の実施中止を求める意見書」提出をめぐり賛成の立場を強調した。彼は特に消費税の税率引き上げに伴い、事業者への新たな税負担が懸念されると述べ、要請が広まる声を代弁した。しかし、この請願は賛成少数で不採択となった。
その後、予算審査特別委員会による補正予算第4号及び第5号も可決され、特に子育て支援と貧困対策が強調された。西垣一郎委員長は、両議案においては幅広い施策が盛り込まれていることを報告した。
さらに、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会が長い活動を経て本日をもって廃止されることが決定した。椎名幸雄委員長は、委員会の設立経緯や市民への影響を振り返り、今後は常任委員会での協力を求める旨を述べた。
このように、我孫子市議会はその意思決定において市民生活への影響を深く考慮したうえで議論を進め、重要な課題の解決に向けて進んでいる。議会の出席者はすべての議案を可決し、閉会を迎えた。