令和3年12月7日に我孫子市議会において、市政に対する一般質問が行われた。議会では新型コロナウイルス感染症対策や、今後の医療体制の強化についてさまざまな視点からの意見が交わされた。
議長により開会が宣言され、初めに早川真議員が新型コロナウイルスワクチン接種について質問した。早川議員は、現在の市内の新規感染者数がゼロを継続していることに触れ、感染力の強い新たな変異株への警戒が必要であると訴えた。また、我孫子市の接種状況について、自身の地域での医師会の協力や健康づくり支援課の尽力に敬意を表しながら、新たな変異株への対応策について質問した。
さらに三澤直洋健康福祉部長は、1回目接種が88.60%、2回目が87.77%という市の接種率が全国平均を上回っていること、その背景には医療従事者や市職員、地域住民の協力があると説明した。今後の3回目接種体制についても言及し、優先接種者の周知徹底や副反応への対策が求められていると強調した。
続いて、利根川ゆうゆう公園の維持管理についての質問も注目を集めた。議員からはデイキャンプ場の利用者が急増していることに対して、市の管理状況や受益者負担の考え方など、こちらも詳細な答弁が求められた。公園の無料開放によるコストの増加に関しては、今後の利用方法を検討する必要があるとして、柏木幸昌環境経済部長が回答した。