令和2年3月4日、我孫子市議会定例会が開催され、市政に関する一般質問が行われた。本会議では松島洋議員が新型コロナウイルスの影響やその対策について言及し、執行部の対応に感謝の意を示した。特に松島議員は、行政と議会の連携を強化し、地域の安定を推進することの重要性を強調した。また、令和2年度の予算規模についても、新たな挑戦として412億円を超える計画となっていることが示された。
更に、松島議員は財政問題について質問し、特に地域の人口減少に対する対策を尋ねた。この中で、過去の経済動向と未来の見通しを結びつけ、我孫子市がどのように持続可能な発展を目指すのかが議論された。
市長の星野順一郎氏は、経済政策においては目標指標を持ち、積極的に親子支援や子育て環境を整える努力をしていると述べた。市内の教育環境や地域参加の促進などが今後の課題として挙げられた。
議会では、更に市民福祉に関する質問が交わされ、特に子どもの貧困問題における具体的な施策の進展が求められた。松島議員は、貧困世帯に対する教育支援や就労支援のあり方を問い、全体として弱者に対する施策の強化を促した。市側は現在の取り組みを紹介し、必要なお金や人員の確保を図りながら支援を続ける方針を示した。
また、災害対策については、国や県との連携強化や、地域防災計画に基づいた受援体制の計画が求められ、柏木生活市民生活部長は受援計画の策定が進められていると報告した。この受援計画は、今後整備を進め、災害時における業務継続を保証することを目的としている。
さらに、文化拠点施設の整備についても質問があり、松島議員は施設再建の必要性を訴えた。市長は文化的な地域活性化に注力し、地域資源やシンボル的な施設の設計を通じて地元を活かした計画を進める考えを示した。