令和元年9月26日、我孫子市議会での定例会では、台風第15号による被害に対する対応が議論され、関係議案が可決された。
議長の椎名幸雄氏は、台風による甚大な被害について報告し、被災地への義援金30万円を送金することを確認した。議員の協力を感謝する一方で、今後の復興活動への積極的な参画を呼びかけた。
続いて、議案第1号から第23号までの審査が行われ、各常任委員会の報告が提出された。総務企画常任委員会の芹澤正子委員長は、我孫子市会計年度任用職員の給与に関する条例の制定など7件の議案を原案通り可決することを報告した。
教育福祉常任委員会の高木宏樹委員長は、特定教育・保育施設に関する条例改正や補正予算など、8件の議案を原案通り可決すべきとし、特に子ども関連の予算が重要であると強調した。
環境都市常任委員会の海津にいな委員長は、下水道事業に関連する条例の制定など、また6件の議案が満場一致で可決される見込みであることを述べた。
一方、市民図書館に関連した陳情については、教育福祉常任委員会の報告によると、指定管理者制度の導入を求める陳情には賛成ゼロで不採択となった。この決定は、市民図書館の運営方針に対する市民の多様な意見を反映したものと考えられる。
また、我孫子市一般会計補正予算第2号が可決され、歳入歳出ともに約5億5800万円の追加が認められた。この予算は、教育・保育給付事業や学校給食に関連する施策に充当される予定である。
最後に、星野順一郎市長は議員たちに感謝の意を表し、市政運営において今後も市民の声を重視し、住みやすいまちづくりを進めることを約束した。議長による閉会挨拶をもって、定例会は終了した。これにより、議会としての重要な決議が次のステップへと進むこととなる。