令和3年9月8日に開催された我孫子市議会定例会では、市政に関する一般質問が行われた。
澤田敦士議員はまず、新型コロナウイルスに従事する医療従事者に感謝し、2020年東京オリンピック・パラリンピックの成功を振り返った。
日本はオリンピックで金メダル27個を含む総計58個のメダルを獲得し、パラリンピックでも金メダル13個を影響を受けた。
特に、地元出身の今井友明選手が車椅子ラグビーで銅メダルを獲得したことは高い評価を受けている。
澤田議員は、オリンピック・パラリンピック後のスポーツ振興について質問を行った。
彼は、我孫子市には現在、スポーツ振興計画が存在しないことを指摘。
他の自治体では独自のスポーツ基本計画が策定され、多様な施策が展開されていることから、我孫子市もその必要があると強調した。
丸智彦教育長は、我孫子市では教育振興基本計画がスポーツに関する施策を掲げているものの、具体的なスポーツ計画は未策定であると述べた。
今後、スポーツの社会的役割を考慮した独自のスポーツ推進計画を策定する方針が示された。
次に、スポーツの参加人口の拡大について質問がなされ、木下登志子生涯学習部長が国のスポーツ基本計画と、我孫子市の施策を照らし合わせながら説明。
市では多世代が楽しめるスポーツクラブの設立や多様なスポーツ参加の機会を提供することが目前の課題として挙げられた。
議会内ではスポーツの振興を通じたまちの活性化も議論され、星野順一郎市長が手賀沼エコマラソンなどを通じた地域経済の発展について言及した。