令和6年3月14日、我孫子市議会の定例会が開かれ、様々な議案が提出された。
市長の星野順一郎氏は、議案第30号に関する訂正を発表した。これによると、令和6年度の一般会計予算において、一部の教育ICT業務委託の期日が誤って記載されていたことが明らかになった。
この訂正について、議会では特に質疑もなく承認された。続いて、議案第1から37号までの総括審議が行われ、複数の常任委員会からの報告が行われた。各議案の審査結果では、議案第1号に関して特に注目が集まった。これは、非常勤職員の報酬引き上げが提案されているもので、日額の変更が議論された。深井優也議員は、報酬の一律引き上げには懸念を表明し、職種ごとの適切な報酬設定が必要だと述べた。
また、議案第12号についても議論が交わされた。これは国民健康保険税の改定に関するものであり、岩井康議員が厳しい市民の声を代弁した。彼は、値上げが市民に過重な負担をかける危険性を指摘し、国庫負担を求める必要性について言及した。
好評を受けたのは、議案第30号の令和6年度一般会計予算であった。この予算案は対前年の8%増を示しており、主要な歳出ではさまざまな市民向けのサービスが計画されている。ただし、反対意見も少なからず存在し、海津にいな議員は環境対策やごみ処理の予算が急速に膨らんでいる点を問題視した。
最後に、議会では人事案件として副市長と教育長の選任が行われ、渡辺健成氏と丸智彦氏がそれぞれ同意された。議長の早川真氏は、職員の功労に感謝しつつ、今後も市が発展し続けるよう努力していくことを促した。定例会は午後2時56分に閉会した。