我孫子市の定例会が令和5年12月13日に開催され、議案第19号の提案が行われました。この議案は、新たに発行可能となる戸籍電子証明書提供用識別符号の手数料についての条例改正です。本市の星野順一郎市長は提案理由を説明し、議案の可決を求めた。
また、市政に対する一般質問が行われ、市議会の議員たちが市民の生活に関わるさまざまな課題について質疑を行いました。特に、最近の市議選における投票率の低下や人口流出、地域の公民館の機能強化についての議論が注目されました。無所属の海津にいな議員は、投票率の維持について問題提起し、我孫子市の投票率が41.57%に達したことを報告しました。これは、近隣市の投票率が低下する中で、比較的好成績と言えるでしょう。
同議員は、地域別および年代別の投票率についての分析と、その改善に向けた取り組みを市に求めました。これに対し、山元真二郎企画総務部長は、投票率の改善に向けた情報発信や市民の関心を高める必要があると応じました。
さらに、海津議員は我孫子市内の人口の変化についても触れ、多様な文化背景を持つ外国人の増加に伴う課題を提起しました。市内の外国人人口が2909人に達したことや、その分布についても言及され、それに伴う市としての支援策について質問がありました。
他にも、湖北地区公民館の機能強化や、手賀沼の美化活動についても議論されました。菊地統生涯学習部長は、地域の歴史や文化を生かしたアクティビティを通じて、市民の交流を深めていく必要があると強調しました。