令和3年第3回我孫子市議会定例会が開会された。特に新型コロナウイルス感染症対策が重要な議題として挙げられた。
星野順一郎市長は、感染症の状況が厳しい中も、市民の協力を得て対策を進めていると強調した。特にワクチン接種について、65歳以上の高齢者の接種率が89.8%に達し、順調に進んでいることを報告した。
また、64歳以下の接種率は45.1%で、今後さらに接種を進める計画を示した。市民の健康を守るため、引き続き感染予防の徹底や自粛のお願いを行っていく考えだ。
さらに市内のキャッシュレス決済普及促進キャンペーンも発表された。このキャンペーンでは、9月1日から30日まで、ペイペイを利用しての買い物で最大20%還元される特典が設けられ、市民の経済支援につなげる狙いで実施される。
選挙管理委員会の紹介に際し、三浦雄二選挙管理委員会委員長は、政治参加の重要性を訴えた。特に若年層の投票率向上を目指し、主権者教育の取り組みを強化する方針を示し、積極的な支援を展開する考えを述べた。
今回の定例会では、通学路の一斉点検についての報告もなされた。この取り組みは、児童の安全を確保するための重要な措置であり、特に最近の交通事故を受けた原因として、危険箇所の確認を行う必要性が強調された。関係機関と連携して継続的な改善策を求めることが決まった。
市民のチカラまつりにつきましても言及があった。今年度は感染防止策を講じつつ、オンライン講座も取り入れた開催を予定しており、市民の参加を促す施策を展開する。
議案第1号から議案第19号まで、さまざまな市政報告や提案理由の説明が行われ、今後の取り組みに向けた重要な措置が確認された。特に、新型コロナ対策について、さまざまな助成等を行うことが決定された。
この会議を通じて、市民生活の充実、感染症対策、安全性の確保を目指し、各議員のさらなる理解と協力を求めると共に、今後の市政の展望を見据えた発言が続いた。