令和2年第2回我孫子市議会定例会が6月1日に開会し、新型コロナウイルス感染症対策が主要な議題となった。
市長の星野順一郎氏が、新型コロナウイルス感染症に関する市政一般報告を行い、国の緊急事態宣言解除を受けた対応を説明した。政府は5月25日に解除を決定し、星野市長は市民への協力に感謝の意を表した。
緊急事態宣言解除後、感染拡大を防ぐための新しい生活様式導入が必要とされ、手洗いやマスク着用、三つの密を避けることが強調された。市は、小中学校や公共施設等を段階的に再開し、分散登校を実施することで教育活動の再開を図った。
星野市長は、特別定額給付金や子育て世帯への臨時給付金を支給するための対応も紹介。最近では、オンライン申請が始まり、早期の支給を目指す意向を示した。特に、新型コロナウイルス感染症に関連する特別手当の支給額を増額する議案が提案されるなど、行政の対応状況が議論された。
また、議案第14号として、令和2年度我孫子市一般会計補正予算が提案された。これは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた地域経済や市民生活の支援が目的。星野市長は、今後も地域経済の回復に向けた施策を推進する意向を示した。
新型コロナウイルスの影響を受けた市民や事業者に対し、独自の支援策も実施。テレワークの支援や、売上が減少した事業者への支援金、児童扶養手当の課題に取り組んでいく考えが表明された。