令和2年12月18日、甲州市議会の定例会が開催された。
重要な議題が多数取り上げられ、特に補正予算案や条例改正案に対する審議が行われた。
議案第116号は、令和2年度甲州市一般会計補正予算(第10号)であり、歳入歳出にそれぞれ2,184万3,000円の追加が提案された。市長、鈴木幹夫氏はこの補正について、ひとり親世帯臨時特別給付金事業費を追加する意義を説明した。歳入において国庫支出金も同額を追加する。
また、議案第110号と第111号は甲州市鈴宮寮及び道の駅甲斐大和の指定管理者に関するもので、施設面積に誤りがあったため訂正が行われた。市からの資料に基づき、これらは承認された。
厚生経済常任委員会からの報告では、介護保険や環境センターにかかる条例の改正が提案され、特に廃棄物の適正処理に関する条例の改正に注目が集まった。委員会委員長の廣瀬明弘氏が、これらの議案をすべて原案通り可決すべきと強調した。
総務文教常任委員会に関しても報告があり、固定資産税の課税免除に関する条例改正が提案された。委員長の丸山国一氏は、審査の結果、全て可決すべきとの見解を示した。
さらに、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指す決議案が全員の賛同を得て可決された。これは地方自治体における環境対策を強化する意義を持つ。
総じて、今回の定例会では、予算や条例に関する重要な施策が多く決定され、市政の発展に寄与することが期待されている。