令和6年6月12日に開催された富士河口湖町議会の定例会では、重要な補正予算が可決された。この会議は、令和6年第2回定例会の最後の日であり、出席議員全員が参加した。
本会議では、令和6年度の様々な補正予算が次々に審議された。議案第71号は、船津財産区特別会計補正予算についてで、総務常任委員会からの全会一致の可決が報告された。委員長の三浦康夫氏は、「可搬消防ポンプ購入補助の経費が説明され、地域防災に貢献する内容となっている」と述べた。
次に、議案第72号と第73号では、富士河口湖町の国民健康保険と介護保険の補正予算が審議された。文教社会常任委員会の委員長小佐野快氏は、マイナンバーカードと健康保険証の一体化に関するシステム整備を行うための予算が組まれたことを強調した。また、介護保険の普及啓発に向けて新たな予算が承認されたことも報告された。
水道事業関連の補正予算も議題に上がり、議案第74号から第76号までの水道事業会計補正予算が一括で可決された。委員長の山下利夫氏は、絵坪水源取水ポンプの入れ替えや本管移設工事の設計が進められることを示し、住民へのサービス向上を目指すと述べた。これらの予算は全会一致で可決され、その必要性が確認された。
また、一般会計の補正予算についての議案第77号と第78号も審議された。政策企画課長の清水勝也氏は、移住支援金の返還金や新型コロナウイルス関連の補助金が盛り込まれたことに触れ、「特に低所得者支援の給付金が新たに導入される」と発言した。これにより、町の予算に対する透明性が高まり、助成が必要な世帯への配慮を示す形となった。
この日の会議では、監査委員や財産区管理委員の選任に関する同意案も承認され、議会の運営体制の一層の強化が図られた。
閉会にあたって、議長の古屋幹吉氏は「議会を通じて町民へのサービス向上に努めていく」と未来に向けた展望を述べて締めくくった。会議は午後2時18分に終了し、定例会も無事に閉会した。