令和5年9月5日、鶴岡市議会は定例会を開催し、主要議題に関して市長や議会運営委員長が発言した。
予算案や決算に関する議論が行われ、市長の皆川治氏は、令和4年度の一般会計および特別会計の歳入歳出決算の認定について詳細に説明を行った。令和4年度の一般会計決算において、歳入775億4,565万5,000円、歳出757億6,099万3,000円と報告され、実質収支の黒字を維持したことが強調された。
また、市長は新型コロナウイルス感染症の影響に対する取り組みについても言及した。特に、ワクチン接種の進展や地域医療の強化に関する施策が評価される中、市民福祉の向上を図る意向が示された。市長によれば、コロナ禍からの回復を見据え、観光振興や地域経済の活性化が期待されるという。
また、会議では鶴岡市の医療体制についての重要な報告も行われた。荘内病院が地域医療支援病院としての機能を強化し、医療保証の向上に寄与しているとされる。地域医療連携の重要性と必要性がますます高まり、今後の課題として取り組むという発表があった。特に、医療従事者の更なる確保や、地域との連携を強化することが急務であるとの認識が共有された。
さらに、請願に関する委員会付託報告も行われ、今後の進捗に期待が寄せられる。請願の内容は「地域医療の向上」を目指したもので、議会の支持を得つつ具体的な施策が検討されることが示唆された。
最後に、今後の会期については、報告が行われた議会運営委員長である菅井巌議員が、会期を9月28日までの24日間とすることを発表し、参加者から異議は無かった。議会運営においては、透明性が保たれ、地域の声を反映させるべく努力を続ける意向が示された。