令和6年第2回庄内町議会において、農業振興、スポーツ、財政指標、移住定住促進策そして災害対策が議題となった。この会議では、特に農業振興についての議論が深まり、奥山康宏議員からは水不足や大豆団地化要件の引き上げについて質疑が行われた。「農家は農繁期を迎えるにあたり大量の農業用水が必要になるが、水不足への対応はなっているか」との問いに、富樫透町長は「水不足は心配しているが、昨年の暑さでもラバーダムのおかげで水不足を避けられた」と述べ、天候による水不足の問題を共有した。
次に、スポーツ振興についても話題に上り、「大谷選手から野球用のグラブを贈られたが、どう活用していくか」との問いに、佐藤教育長は、学校での借用状況などを説明し、学校におけるスポーツ教育の重要性を強調した。また、財政指標についても議論があり、康宏議員は「財政力指数や経常収支比率の見通しはどうか」と追求。富樫町長は、令和4年度の経常収支比率が95.9%であることを示し、経常的な支出の管理の重要性を述べ、さらなる健全な財政運営を強調した。
さらに移住定住促進策についても意見が交わされ、「町の魅力向上が鍵」として地域資源の認識と需要の拡大への取り組みが求められた。町長は、移住者へのアフターフォローや交流会を通じた情報発信の重要性を強調した。災害対策については、昨年の水道管の問題が取り上げられ、今後の危機管理体制の強化が確認され、住民への安全保障が重要視された。