令和6年第3回庄内町議会定例会が、令和6年6月4日に庄内町役場で開催された。今回の議会では、いくつかの重要な報告が行われた。
まず、報告第2号において、令和5年度の一般会計繰越明許費繰越計算書が発表された。総務課長、鶴巻勇氏が「合計金額4億7,958万8,000円のうち、3億4,264万3,000円を翌年度に繰り越すものである」と述べた。
次に、報告第3号では事故繰越についての報告が行われ、重ねて事故繰越し繰越計算書が伝えられた。町長の富樫透氏は、事故の件について「顧問弁護士委託料26万4,000円を翌年度に繰り越す」との見解を示した。
報告第4号では、自動車事故に関する和解と損害賠償額の確定についても言及され、町長は「事故の状況はスクールバスの後退中に接触したもので、損害賠償金11万7,700円が支払われる」と報告した。
この他、発議第1号では「庄内町議会ハラスメント防止条例」が提案された。議会運営委員会の委員長、小野一晴議員は、「全ての職員及び議員が個人としての尊厳を尊重され、安全に働く環境を確立することが重要だ」とこの条例の目的を説明した。
重要な議案もいくつか討議され、特に「令和5年度庄内町一般会計補正予算(第9号)」が承認されたほか、町の水道法施行条例や税条例の改正、過疎地域の固定資産税の課税免除に関する条例も可決された。
さらには、業務用パソコン購入契約や小型動力ポンプ付き消防軽積載車購入契約の締結についても協議され、消防活動の充実を図ることに費用がかけられていることが強調された。