令和6年6月6日に開催された定例会では、さまざまな重要議題が取り上げられた。特に、公文書管理や無縁遺骨の問題、松くい虫被害の対策についての質問が活発に行われた。
特に、「公文書管理」の調査に関する質問では、9番の菅井 巌議員が、上越市の公文書管理センターの取組を紹介しました。菅井氏は「本市でも公文書管理の体系化と職員研修の充実が求められます」と述べ、効率的な実施を求めました。これに対して、総務部長の森屋 健一氏は「全庁的に公文書管理の統一基準を設けています」と応じ、さらなる充実を約束した。
また、無縁遺骨の処理に関して、健康福祉部長の佐藤 繁義氏は、令和5年度における引き取り手のない問題について、「今年度は6件の無縁遺骨の火葬を行いました」と報告しました。市としては一時保管を寺院等に行い、その後埋葬を行っていると強調した。
松くい虫被害については、被害が深刻化しているという議論がなされ、農林水産部長の岡部 穣氏は「令和5年度の被害量は前年度比で2.6倍に達している」と指摘し、対策が急務であると訴えた。個人の所有地における伐倒支援が求められた。
高齢者施設でのマイナンバーカードの管理についても問題視され、市民部長の伊藤 慶也氏は「高齢者の中でのマイナンバーカード保有率の向上を目指しています」と報告した。無理のない運用が必要であるとし、今後もサポート強化を図るとの意向を示した。
また、イノシシによる農作物被害の拡大も懸念され、専門機関との連携強化や捕獲作業についての提案があった。特に、捕獲に伴う処理については課題があるとし、早急な対策が必要とされた。
民生委員の活動については、佐藤 久樹議員が質問し、「委員の定数が充足していない」と指摘したのに対し、健康福祉部長は「早急に補充進めています」と答え、市のサポートを強調した。市民との連携を深めていく必要性が訴えられた。
庄内地区の水道事業統合についても議論が進んだ。上下水道部長は「整備に向けた日程は進行中ですが、各地域間の利害調整が焦点」と述べ、各施設の見直しについても触れた。