令和4年4月27日、鶴岡市議会臨時会が開催され、重要な議案が審議された。
最初に、議事日程第1号に基づき、会議録署名議員の指名が行われた。議長、菅原一浩議員は指定された3名の議員を指名した。
会期に関しては、議会運営委員長の報告を受けて、議論の末、会期は本日1日限りと決定された。出席した皆川治市長は、重要な議案が提案された旨を伝え、議員たちに感謝の意を表した。
本会議の主な議題には、令和4年度鶴岡市一般会計補正予算（第1号）が含まれていた。この補正予算は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた地域経済の支援を目的とし、プレミアム付商品券の発行などが概要に含まれていると説明された。
総務部長の佐藤光治氏は、この補正予算案の具体的な内容を詳細に説明した。補正額は3億3,851万8,000円であり、支出の内訳には大豆調製施設の機能強化支援が含まれている。また、地元消費を喚起するための大型プロジェクトにて、コロナを克服する町作りが強調された。
議案に関する質疑が行われ、議員の間からは補正予算の意義やその内容に対する意見が相次いだ。特に、プレミアム付商品券の事業名について、酒井家庄内入部400年記念との関連付けに違和感を感じるという意見が多く挙がった。工藤博議員は、この命名が市民にとって受け入れられにくいとの懸念を表明した。商工観光部長の佐藤正胤氏は、イベントの機運を盛り上げる狙いがあるとの説明をし、両方の事業の相乗効果を意識していると強調した。
市長は、今回提案された議案の名称について様々な意見を受け止め、今後十分な検討を行いたい意向を示したが、議案の提案時期が重要であるとの考えも示した。議論の末、コロナ克服に向けた消費応援の事業が提案されたが、名称の在り方については再考される可能性が残った。
その後、鶴岡市税条例及び国民健康保険税条例の改正が審議され、両法案は可決された。市民の負担を軽減するための改正が重要視され、今後の運用に期待が寄せられている。また、鶴岡市監査委員の選任に関する議案も滞りなく進んだ。
議会が進行する中で、副議長の辞職案も上程され、無事にこれが許可され、新たに副議長が選出されたことも報告された。会議の最後には、各議案が全て承認され、令和4年4月の臨時会が閉会する運びとなった。