令和5年9月28日、鶴岡市で定例会の第6日目を迎え、一連の議案が上程された。
今回の会議では、「下水サーベイランス事業の実施を求める意見書」と「国の責任で学校給食費の無償化を求める意見書」が主な焦点として議論を呼んだ。
黒井浩之議員(12番)は「感染症対策の基本は、正確な検査を行うことが重要」と述べ、全国各地で下水サーベイランスを推進するよう要望した。
また、坂本昌栄議員(8番)は「学校給食費の無償化が求められる背景には、教育の一環としての食育の重要性がある」と強調した。実際、学校給食費は保護者の負担が大きく、無償化を進める声が高まっている。
続いて、議第52号から議第55号までの決算認定議案が一括で審議され、全てが原案通り可決された。決算特別委員長の長谷川剛議員は過去の審査を踏まえ、その成果を報告した。
一方、「令和5年度の一般会計補正予算」と「介護保険特別会計の補正予算」も採決され、全員賛成で可決された。
その後、議会の改革や地域活性化対策についても中間報告が行われた。特に、人口減少に対する取り組みが求められ、各委員が知恵を出し合った。
最後に、皆川治市長(市長)の選挙運動費用収支報告書に関する調査結果が報告され、報告書の内容に対する質疑が活発に行われる場面もあった。市民への説明責任についても強く求められ、それに応じた行政の姿勢が期待される。