令和元年7月30日、鶴岡市議会臨時会が開催された。 会期の決定では、議会運営委員長の佐藤博幸議員が、本日のみの開催とすることが報告され、異議なく決定された。
市長の皆川治氏は、山形県沖地震の復旧を目的に、補正予算2件が提案されたと述べた。そこで、一般会計補正予算においては、7億4,704万4,000円の追加を見込んで予算総額を752億453万8,000円とする内容を説明した。補正予算は、被災者支援やインフラ復旧に必要な財源が計上されている。
具体的には、被災者の支援策として、共同墓地復旧支援事業、災害廃棄物処理事業や温泉旅館観光誘客緊急支援事業等が含まれている。また、災害後のインフラ復旧費用として、市道218カ所等の復旧費5億9,834万4,000円が計上された。そして、これらの財源は寄附金や基金からの繰入金等で賄われる予定である。
続いて、議第110号の下水道事業会計補正予算について、上下水道部長の佐藤真氏が660万円を追加する理由を説明し、欠陥のある下水道管路の調査を行うための予算であることを示した。最後に、市民部長の渡会悟氏から共同墓地に関する質疑があり、自治会等が管理する墓地だけを対象にした理由が説明された。これは公金支出が宗教法人への支出として認められないことからである。
最後に、財産の取得に関する議第111号も可決され、老朽化した消防ポンプ自動車の更新が決定された。提案者の総務部長・高橋健彦氏は、入札の結果、株式会社大滝商会が落札したと報告した。