令和4年2月7日、鶴岡市議会の臨時会が開催された。この会議では、重要な議題として一般会計補正予算が審議された。
特に、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市内の事業者支援が重要な焦点となっている。市長の皆川治氏は、まん延防止等重点措置の適用により多くの市民への影響が出ていることを指摘した。支援策として補正予算により、3億9,600万円の追加が提案されている。
この補正予算の内訳には、小規模事業者経営継続支援金として3億4,100万円が含まれ、特に売上の減少に直面している事業者を対象としている。宿泊業者向けには、補助金として5,500万円が計上されており、すでに特に影響を受けている地域経済の停滞への対応策となる。
経済対策に関連し、総務部長の佐藤光治氏は、これらの施策は急務であり、補正予算の赤字幅を埋める手立てになると強調した。また、具体的な申請件数がこれまでの実績と高い水準で推移していることも述べられた。
これまでの支援事業には、計4回にわたる経営継続支援金の実施があり、約4,429件、8億7,070万円の支出があったという。
議論には、多くの議員から意見が寄せられ、19番の阿部寛議員は、農業や漁業も対象事業者としての支援がなされている実績について言及した。また、商工観光部長の佐藤正胤氏は、これまでの実績を踏まえ、さらに支援の枠を広げる必要性を訴えている。具体的に、小規模事業者に対しての情報提供やPR活動を強化する意義が強調された。
このように、臨時会では新型コロナウイルスの影響に対応するため、議員たちが活発に意見を交わしながら議案の審議を進めている。市民の安全を守るため、経済的な支援の手を緩めず、今後も緊密に対応していく方向性が示された。最後に、本臨時会は全ての審議を無事に終了し、会期は1日限りと決定された。