令和元年11月11日、鶴岡市議会臨時会が開催され、重要な議題が扱われた。本会議では、議員の出席状況から議事運営、さらには重要な委員会選任まで多岐にわたる内容が決定された。
最初に行われたのは、会議録署名議員の指名である。議長の齋藤久議員が13番秋葉雄議員、14番富樫正毅議員、15番中沢洋議員を指名した。その後、今期の会期は本日1日限りと決定され、議会運営委員会の委員長である佐藤博幸議員がこの決定について報告した。議論の余地なく会期が確認され、議事は続いていった。
次に議題となったのは、「鶴岡市保育所設置及び管理条例の一部改正」についてである。この改正は、鶴岡市立南部保育園の移転新築に伴い、所在地及び定員を変更するもので、健康福祉部長の白幡俊氏が詳細を説明した。各議員からの質疑を経て、原案通りの可決が決まったという。
仕様としては、南部保育園の定員を120名から140名に増やし、低年齢児への保育需要への対応が期待されている。議員の野村廣登氏は、南部と西部の施設統合案を問うも、白幡氏は南部を拠点として一時保育や病児保育の充実を図る意向を示した。
また、議長の任期辞職に関する日程が追加され、齋藤議員の辞職が許可された後、すぐに新議長の選挙に進んだ。新たに議長に選出された本間新兵衛議員は、議事の運営や市民への情報発信の強化に努めることを議場で約束した。
さらには、副議長選挙も行われ、佐藤博幸議員が選出された。議会内の役割分担が新たに決定され、各常任委員や特別委員会が選任された。特に人口減少・地域活性化対策特別委員会では、富樫正毅議員が委員長に、菅原一浩議員が副委員長に選任され、重要な地域施策への貢献が期待されている。
最後に、庄内広域行政組合議会議員の補欠選挙が行われ、選ばれた議員が新たにその職を担うことになった。議長の本間氏は、これまでの議会の取り組みを踏まえ、地域の課題解決に向けて議会の権能を発揮する環境作りに努める考えを示した。こうして、鶴岡市議会臨時会の一連の議事は無事に終了し、各議員の新たなスタートが切られた。