令和元年9月26日、鶴岡市議会は定例会を開催し、重要な議題を数多く審議した。
最初の議題では、秋葉 雄議員が提出した「太陽光発電の適切な導入に向けた制度設計と運用を求める意見書」が採討された。議員は、パリ協定の枠組みを背景に、環境負荷の削減に向けて太陽光発電の重要性を強調した。他にも、地域住民とのコミュニケーションを重視し、事業者による事前説明の義務付けを提案したという。
次に、富樫 正毅議員が水産業の体質強化を求める意見書を提出した。国内の水産資源管理改革において、国全体の資源管理指針を定める必要性が指摘された。特に、漁業経営の安定対策の機能強化や、トレーサビリティ管理を進める法整備の重要性が議論された。
高齢者の安全運転支援に関しては、黒井 浩之議員が意見書を提出し、若干の事故が続いている状況を鑑みて、運転者の安全対策のさらなる強化が求められた。特に自主返納者の移動手段確保についても言及され、高齢者向けの交通アクセス向上が強調された。
さらに、山田 守議員は唯一の戦争被爆国にふさわしい核兵器廃絶に向けた努力に関する意見書を提出し、国際社会における責任を改めて訴えた。現在、核兵器禁止条約の批准国が増加している中、日本として積極的に核廃絶へ向けての動きを示すことが期待されている。
決算関係の議題としては、平成30年度の一般会計及び特別会計の歳入歳出決算が一括で認定され、また鶴岡市病院事業会計決算等が承認された。加えて、令和元年度の一般会計補正予算案が審議され、全員賛成で承認された。