令和3年9月21日、本会議が開かれ、米の需給調整や核兵器禁止条約に関する請願が討議された。
この会議では、まず請願第9号の米の需給調整に関する意見書の提出が議題となる。
産業建設常任委員会の報告により、コロナ禍の影響で民間在庫が過剰である現状が明らかになった。
「生産者所得の確保や水田農業の維持、発展のために政府の支援が求められる」と五十嵐一彦産業建設常任委員長は強調した。
また、請願第8号の核兵器禁止条約の署名・批准に関する請願でも、質疑応答が行われた。
安全保障をどのように考えるかが焦点となり、「核の傘に守られている日本として、核兵器の非人道性を考慮する必要がある」と坂本昌栄議員は発言した。
討論の結果、この請願は反対意見が多く、不採択とされた。
佐藤昌哉議員は核保有国との対話が不可欠であるとし、賛成の討論を行った議員も多数いたことが印象的であった。
核兵器禁止条約に関する議論は、日本が被爆国としての役割をどのように果たすかに直結する重要なテーマでもある。
この日の会議を通じて、議員たちはそれぞれの立場で意見を交わし、未来の政策形成に向けた大事な一歩となることが期待される。