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鶴岡市有機農業の推進、文化振興、デジタル化戦略を模索

鶴岡市の議会では、有機農業の現状や文化芸術推進についての取り組み、デジタル化戦略の方向性が議論された。
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最近の鶴岡市の一般質問では、有機農業の推進や文化芸術の振興、デジタル化への取り組みなど、多彩なテーマが議論されている。

特に、有機農業に関しては鶴岡市の有機栽培面積が102ヘクタールに達し、全耕地面積の約0.7%を占めているとの報告があった。農林水産部の近野広行部長は、有機農業の拡大を目指す際の課題を指摘し、生産者が直面する労力の問題などを挙げた。また、平成29年に掲げた目標の一つである、令和10年までに100ヘクタールの拡大に向けた努力が続けられていることも強調された。

次に、鶴岡市文化芸術推進基本計画については、計画を策定する過程において市民参加の重要性が強調され、地域の文化をさらに推進していく必要があることが議論された。教育部の本間明部長は、文化芸術は地域活性化に繋がると述べており、多世代が参加できるような取り組みが望ましいとされている。この基本計画は、地域の実情を踏まえた内容になっており、特に食文化や地域伝承などの重要性が再認識されている。

また、デジタル化戦略においては、企画部の伊藤敦部長が有識者会議を設置し、市民利便性の向上に寄与するデジタル窓口作りの方向性を示した。具体的には、ワンストップの市民窓口の設置に向けた議論が進められており、地域特性を考慮したデジタル技術の適用が期待されている。パイロット的に導入されたRPAに関しては、今後も業務効率化を進める方針が示され、さらに市民とのインターフェース向上を図っていくとの見解が得られた。

一方で、温暖化対策においても新たな課題が浮上しており、温暖化対策の実行計画は国の目標に基づいて見直す必要があるとの認識が示された。この中で、再生可能エネルギーの普及や、住宅の省エネの取り組みが重要になるとの意見が相次いだ。特に、やまがた健康住宅のような施策が地域における持続可能な取り組みとして期待されていることが注目された。

最後に、山添高校の閉校後の関連質問にも触れ、旧校舎の有効活用が求められています。櫛引地域に位置するこの施設は公共施設としての利用価値があり、今後の適切な管理と活用が市民の期待に応える形になると述べられました。全体を通じて、鶴岡市の持続可能な発展に向けた具体的な政策が長期的視野で進められる必要性が強調されている。

議会開催日
議会名令和3年6月定例会
議事録
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