令和元年9月定例会では、いじめ問題の重大事態について、複数の議員からの質問があった。特に、長期不登校に至った事例が報告され、その背景にはいじめがあったとされる。これに対して、教育長は適切な対応が求められ、第三者委員会が設置されることになると発表した。
また、この会議では災害時要配慮者に対する支援体制についても審議された。この中で、情報弱者に対する手厚いサポートが重要であり、特に高齢者や障害者に対する避難誘導が課題として指摘された。地域の自主防災組織が鍵となる役割を持つため、こうした組織の活性化が求められる。
さらに、福祉避難所の設置状況についても報告された。実際には、台風などの災害時に、福祉避難所が開設されるが、その利用者は限られているという現状があった。特に、避難者の多くが他の避難所に行くことを選ぶ傾向があることから、積極的な案内が必要とされる。
会議の最後には、横断歩道に関する交通安全対策についても議論された。特に、信号機のない横断歩道においては、車両が一時停止しないケースが多く、高齢者などの歩行者が危険にさらされる状況が指摘された。これに対して、交通指導員の配置や啓発活動の重要性が強調された。
全体を通して、地域全体での防災及びいじめ防止への対策が求められる中で、各機関や組織が連携し、住民目線での取り組みが不可欠であるとの結論が得られた。