令和元年6月10日の本会議では、様々な議題が議論された。大きな焦点として、食文化創造都市の推進や風力発電開発があった。特に食文化創造都市においては、この地域の豊かな食文化資源を生かした施策が取り上げられ、官民連携による持続可能な地域づくりが強調された。市は、自らの食文化を地域活性化の一環として活用し、地元産品のプロモーションや観光資源としての開発に注力している。
風力発電については、環境影響評価の結果、設置計画が修正され、地域の環境保全が優先されている。特に希少種であるクマタカへの配慮から、風車の設置数が減少する一方で、地域住民とのコミュニケーションが重要視され、地元の理解を得る努力が続けられている。
加えて、水害対策についても言及があり、市街地での冠水、浸水の実態と対策が求められた。市では、過去に発生した冠水のデータ分析をもとに、危険箇所の把握や施策の見直しを進めている。この議論は、市民に対する情報提供と注意喚起の重要性を示唆している。
また、空き家対策や孤独死の防止に向けた地域コミュニティの構築も重要課題として取り上げられた。地域内の絆を深め、市民の安否確認や支え合いを促進するための取り組みは、今後の施策において一層推進される必要がある。