令和6年3月の定例会において、重要なテーマが多く取り上げられた。
特に注目を集めたのは、富樫正毅議員によるピッグスキンの処理および利用に関する質問である。
ピッグスキンは、豚の解体工程で生じる副産物であり、庄内食肉流通センターでは年間約25万頭の豚が処理されている。
富樫議員は、豚皮の活用の現状について、「現在の利用方法も一定あるが、これを地場産業として育成する必要があります」と強調した。
農林水産部長の岡部穣氏によると、解体された豚の内臓は地元の食肉加工業者が買い取っており、豚皮は皮革の原料として市場に出回るとした。
また、県外への流出を防ぎ、PIGスキンの地場産業化を進めるためにも、支援が不可欠との見解を示した。
次に、鶴岡サイエンスパークの現状と今後の展望についても意見が交わされた。
この地域は、2001年から慶應義塾大学による先端研究が進められてきたが、近年の学生や研究者の流入が増加していると、上野修企画部長が述べた。
「バイオベンチャー企業の成長が地域への波及効果を生み出している」と強調し、今後の施設更新や産業強化の取り組みについて説明した。
また食堂の再開に関しては、荘内病院の食堂が COVID-19 の影響で休業している旨が報告された。
「職員にとっての福利厚生や患者にとっての重要な場であり、再開が求められています」との指摘があり、素早い対応が期待されている。
議員たちが提案する改善策は多岐に渡り、今後の議論は重要性を増している。また、鶴岡市の食堂閉鎖、荘内病院の食堂休業による影響も深刻な問題として取り上げられた。