鶴岡市議会において、令和3年6月18日の定例会で子育て支援や学校給食費の無償化に関する議論が行われた。特に、学校給食の無償化については非常に重要なテーマとされ、議員からの強い要望が表明された。
取り上げられたのは、現在の就学援助制度と市民への周知の仕方である。今までの就学援助の認定率は約7%から8%で貧困層にしっかりと届いているのかが疑問視されている。さて、教育部長も指摘していたが、保護者に対する周知徹底が必要とされ、地域の民生委員との連携も強調された。
また、冷房設備の整備や子供の遊び場についても意見が交わされた。子供たちが快適に過ごせる環境が求められており、今後は公園や遊び施設の整備が急務とされる。
市長も、全国的な流れとして進む高校生までの医療費無償化について言及し、そのための財源確保の難しさを示したが、他市の取り組みを参考にしつつ、検討を進める意向を示した。特に、寒河江市などでは全額助成を行っており、これらの実績を踏まえた上での動きが期待される。
さらに、議員からはパワハラ防止に向けた職場環境の整備についても言及され、明るい職場づくりの必要性が再認識された。職場内の挨拶の徹底やコミュニケーションを増やす取り組みが求められている。
また、市管理農道の整備についても議論が行われ、地元の要望に耳を傾ける重要性が訴えられた。市は今後、透明性のある農道整備を進めるため、適切な対応が求められると強調された。これにより、地域の農業振興を図ることが必要であり、また市民との連携が重要だとの観点が強調された。
最後に、学校施設の維持管理や安全対策についても再確認が行われ、エアコンの清掃や遊具の点検が適切に行われているかが心配されている。市としては、引き続き施設の安全点検を強化し、未来を担う子供たちが安心して過ごせるよう配慮する必要性が訴えられた。