令和元年11月7日に開催された幹事長会では、渋谷区名誉区民の選定や議会のICT化など、重要な議題が広く討議された。
議長の下嶋倫朗氏は、開会の挨拶の中で、今回の議題に対する意義を強調した。
まず、区長報告として渋谷区名誉区民の同意が取り上げられた。長谷部区長によれば、このたび新たに松崎キミ代氏と井上順氏の2名を名誉区民候補者として提案した。これに対し、質疑応答は行われず、区議会はこれを持ち帰り、継続協議することを決定した。
次に、「災害時における議会の対応等について」が議題に上った。区議会事務局長の斉藤則行氏は、前回の会議での意見を反映させた新たな改正案を提案した。その内容には、情報収集の手段や、災害対応本部への参集方法の変更が含まれる。ここでも、出席者の意見は持ち帰りとなった。
さらに、議会ICT化の試行開始についても重要な議論が展開された。各党から提案内容に賛同の意見が寄せられ、全会一致で進められることが決定した。斉藤局長は、11月21日の定例会からICT化を開始する旨を報告し、関連する補足事項についても説明した。
また、本会議でのタブレット使用についても具体的なルールが提案され、設定や操作に関する説明が行われた。発言の時間に関する明確な取り決めも示され、今後の運用方向が示唆された。最後に、次回の幹事長会は11月11日に午後1時30分から開催されることが決まった。
この一連の討議を通じて、幹事長会では渋谷区の市民サービスの向上と安心安全な運営に向けた取り組みが進むことが期待されている。